この建物、淀川を挟んで京都八幡側から見ると山の中に赤い屋根が目立つ美しい佇まいで前から気になっていたのですが、それが美術館であることをつい最近知り出かけたわけです。
もともとは、大正の末期に、実業家加賀正太郎氏が自らの山荘として設計、建てたものをアサヒビールが美術館としての活用を提案し、最近では表参道ヒルズで著名な建築家安藤忠雄氏に山荘の修復、新館の設計を依頼したものだそうです。
JR山崎駅からいきなりの山道を10分程登ると、そこは見事な庭園と建物が調和された別世界でした。
新刊はコンクリート造りのギャラリーとしてモネの睡蓮が展示されているのですが、安藤氏の見事な設計により、古い山荘とまったく違和感無く調和していて本当に美しさを感じる素晴らしいものでした。
前に下の記事で書いたのですが、安藤さんの気配りの技術が存分に発揮された建物だと思います。
久しぶりにいいものを見ました。
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気配りの技術